2018年9月6日木曜日

【読書】「3000万語の格差」ダナ・サスキンド著

以前触れた「3000万語の格差」やっと入手しました。

本の帯に「人生の基礎は3歳までの言葉環境でつくられる」との煽り文句が・・・

3歳まであと半年もない娘の言葉環境は、現在、日本語80%、英語15%、マンダリン5%、といったところでしょうか。この環境がどう娘の将来に影響するのかも気になって、読んでみました。

まあ、●歳までに●●という煽りは大体信じなくていいようなので、あまり気にしないようにしつつ、

いくつか印象深かったことを・・

●「3歳まで」=4歳の直前までのことでした(ズッコケる私)


まず著者は、「小児人工内耳外科医」です。
人工内耳を聴覚障害の子どもに移植するという経験を通じ、保護者の話し言葉の重要性を研究するようになっていったそうです。


先の3歳まで、と言うのは、3歳の終わりまでに脳の物理的な成長の約85%が終わる、ということと関連するようです。
(※3歳の終わり=4歳の直前なので、うちの娘にはあと1年半程の猶予があることに☆)

人工内耳の移植を受けた時期がわずかに遅いだけで、その後の発達具合に大きな差が出たケースを通じ、3歳の終わり頃までに豊かな言語環境があるかないかで、脳の発達具合が全く違ってくることに著者は気付きます。

で、著者以前に、子どもが聞く言葉の重要性を研究した科学者がいて(ハートとリズリー)、第2章はその紹介です。タイトルもこの研究に由来しています。
この研究によれば、社会経済レベルにより分けた家族グループ群を比較すると、家族の間で話されている言葉の数に大きな差があることが明らかになりました。

一番上のグループでは3歳の終わりまでに4500万語の発語を聞くのに対し、一番下(生活保護世帯)のグループでは、1300万語、ということで、ざっと3200万語の違いがある、という衝撃的な結果が出て、その後の教育政策などにも大きな影響を及ぼしたとのことです。
(※なお、この研究の問題点については、以下ご参照くださいhttp://kodomoinfo.org/recent_3_20180629.html
 ザックリ言うと、たった42家族の調査だったことや、当時研究者が家に来て録音するという方法でリサーチしたので、貧しい家庭は委縮してしまい言葉少なくなりがちに・・、他方上級の家庭では普段より話しまくってしまう、という歪みが生じたようです。デジタル録音機で行われた再調査結果(2017年発表)では、その差は大体400万語とのこと。)

そして、初期の言葉環境が3歳時のIQにも、さらにその先々の発達にも影響することがわかりました。
ただし、関係するのは単純に言葉の量だけではありません。
1「ダメ」「ストップ」「それ、やめなさい」で始まるやり取りは子とのの言語習得の能力をおさえてしまう。
2 語彙の豊かさも重要
3 家族の会話習慣も重要 親同士があまり話さない家庭では子どももあまり話さない
 (↑これは個人的にも、実家に帰るたびに娘がよく喋るようになるなぁと、実感しています)

4 肯定的なフィードバックも重要
5 雑談(ビジネス・トークではない「おまけの話」)も大事・・親子のやり取りのおまけの話に含まれている内容こそが豊かな脳の発達に必要


ところで、肝心の「早期の言葉環境が子供の脳の言語処理能力にとって重要なのはなぜか」という点ですが、
この本で紹介されているファーナルド教授によれば、脳の言語処理速度(既に知っている言葉にどれだけ早くたどり着けるか)が、学習にとって二重の意味で重要だから、とのこと。
鳥の絵と犬の絵を見せて、
「鳥を見てください」
と言われたときに、「鳥」という既に知っている言葉を認識するのに時間がかかってしまうと、それに続く言葉も認識しそこね、学習が難しくなるからです。

分かりやすく説明するために、「多少知っている外国語で会話している時」が例として挙げられていますが、あああ、まさに、香港での私の状況で、頭が痛い・・・

  ~続きます

2018年8月31日金曜日

【雑】びっくらこいた話 ~まさかの24時間テレビ in 香港~

モンテッソーリの話題から離れ卑近な話ですが、


テレビのチャンネルをなにげなく回していたら(昭和な表現・・)、


当マンションのエントランスとエレベーター3台の防犯カメラの映像(リアルタイム)が流れていました。


まさかの配線間違いなのか・・・はたまた住民サービスなのか!?


ともかく、プライバシーがダダ漏れでは怖かないでしょうか・・・


おそろしや~。

ブログ開設1周年 ~マリア・モンテッソーリの誕生日に寄せて~

へっぽこながら当ブログを開設してちょうど1年となりました。



実は、8月31日はマリア・モンテッソーリ女史の誕生日です。


今からさかのぼること148年前の1870年に生誕なされました。


子どもの自律性を尊重することが、自分と他者を尊重できる人格形成につながること、ひいてはそれが平和につながることを提唱した方、と(勝手に)解釈し、尊敬してやみません。


子どもがひとまずモンテッソーリの幼稚園に入れたので安心してしまい、自分自身のモンテッソーリの勉強は疎かとなっていますが・・・地道に続けていこうと思います。





2018年8月23日木曜日

最近の娘

香港にやってきて、はや1年が経ちました。


身長もグッと伸び、日本語もかなり上達し、


最近は、面白発言に笑ってしまうことが多いです。


昨日は、「ボクノナマエ、ワカル~?」ときいてきたので、


「●●ちゃん♡」と答えると、


「ソージキ!」と言われました。掃除機産んだ覚えはない・・・


また、突如、「オレサマハ、ヘンシーン」と言いだし、


「オレサマハ、ヘーンジーン」の連呼へと変化・・・(変人?と頭をかしげる私)


最終的に、


「オレサマハ、バーイキーン」を連呼していました。


バイキンマンの真似なのか?


あと、私がコーヒーを飲んでいると、「コーシーを飲むと、元気になるよ!」と教えてくれます。


コーヒーではなく、「コーー」と言うので、どっかの江戸っ子の真似なんでしょうか。(心当たりなし)


なんでも吸収して真似るお年頃、、私も言葉に気を付けないと。


ちなみに、英単語に関して、元々知っていた単語(「バナナ」とか)は、カタカナ読みの発音のままです。

こちらで覚えた単語だと、「ペーングウィン」(ペンギン)と、ネイティブっぽい発音になるようです。

2018年8月22日水曜日

香港空港ポーターサービス ~Hurry,Porter!とオモイカバンの囚人~

一時帰国を終え、娘と重い荷物(主に絵本)を抱えて戻ってきました。

香港空港にはポーターサービス↓があり、baggage laneから出口まで1個25ドルで運んでくれます。

https://www.hongkongairport.com/en/passenger-guide/airport-facilities-services/baggage-porter-service

これまでベビーカーの娘と重いスーツケースと段ボール、などを細腕2本でなんとか運んできましたが・・

腰と膝にガタがきてしまい、今回ポーターさんから声をかけてくれたこともあって、スーツケース一つをエアポートエクスプレス(いっそタクシーに乗りたいとこですが・・・)に積み込むところまでお願いしました。

料金はポーターさんではなく元締めのおじさんが来て先に払います。

チップは不要!とのこと。

※結局箱もタダで乗っけてくれました

わずか400円弱の負担で、まことに助かりました。

webから予約もできるようです。お困りの方は是非。