2021年6月8日火曜日

香港のMPF(強制積立年金) 解約

実は、今月本帰国することとなり、5月12日に MPF(Mandatory Provident Fund)の解約手続きを始め、本日無事着金しました。(始めた、というのは、その後書類追完などしたためです・・)

MPFとは、強制積立年金という制度で、香港で働く人は全員加入させられ給与の5%ずつを従業員と雇用主が積み立てて、一定の年齢になるまで運用(ファンドなどは選べる)する制度です。

本国で年金に加入していれば入らなくていいそうなので、駐在員の方は入らないのが普通だと思われます。私はアルバイトですし日本で年金にも加入していますが、(給料5%上乗せじゃん!)と思ってありがたく加入させていただきました。

まだ年金をもらう年齢ではないものの、香港を永久に離れる場合は引き出せますので、その手続きをしてきました。この手続きを行うことは二度とありませんが、備忘のため書いておきます。

まず、香港版年金機構の、

https://www.mpfa.org.hk/en/mpf-system/withdrawal-of-mpf/early-withdrawal#anchor2

”Early Withdrawal of MPF” のタブをクリック!

必要書類は、現在のところ、以下の4種類。

2. Permanent departure from Hong Kong

Identity document ←HKID cardのコピー

Claim form for payment of MPF on grounds of permanent departure from Hong Kong / total incapacity / terminal illness / small balance / death [MPF(S) – W(O)]

Statutory declaration form [MPF(S) – W(SD2)]

Documentary proof satisfying the trustee that the member is permitted to reside in a place outside Hong Kong ←日本のパスポートのコピーでOK

というわけで、W(O)とW(SD2)のフォームをプリントアウトします。Oの書類の必要事項を埋めます。(自分では何のスキームに入っているかも定かではありませんでしたが、前に郵送されてきたBEAからの書類で、マスタースキームというのに入っていることが確認できました。)

次に、SD2の書類を、近くのHome Affairs Department (HAD), Notary Public or Justice of the Peace に持ち込み、「香港を永久に離れます」という宣誓をして(用意されている英語の紙を読み上げる)、ハンコを押してもらいます。

なお、この宣誓をすると、以後香港に入境することができなくなる・・・

ことはありませんので心配ご無用です😅

ただ、この宣誓をすると、また香港で働いてMPFに加入した場合に、この早期解約はできず、所定の年齢まで待たないといけなくなるようです。年金前借りは1回まで、と覚えましょう。

私は、上環の香港政府ハーバーオフィスのグランドフロアにあるHome Affairs Department (HAD) に出頭し、宣誓してきました。



近時の情勢下で、香港からイギリスに移住する人が爆増していると聞くので、この手続きもさぞや混雑しているかと思いきや、行ってすぐ処理してもらえました。(所用10分ほど)

その宣誓書と、記入済の申請書(W(O))の書類を、運用銀行のBEAに持ち込みました。

よくわかっていなそうなカウンターのスタッフに渡したところ、1週間後に自宅宛てに書類が返送されてきて、「申請書(W(O))の移住先の住所」の欄に記入が必要、とのことだったので、とりあえず日本の実家の住所を記入して再提出しました。

移住の理由↓を書くところで(夫の転勤でついてきて、また一緒に帰るだけなんだけどピッタリくるのがない、)と迷いましたが多分統計用のアンケートでしょうし、気楽にFamily reunionを選びました(自分の親兄弟に会えるし・・)。今振り返ると素直にEmigrationがピッタリだったような…

□ Emigration □ Family reunion □ Marriage □ Retirement □ Long-term overseas employment □ Others (please specify):


さて、特に、受け取ったよ!との通知もないので少し不安に思いながら待っていたところ、再提出から3週間ほど経った本日、指定した銀行口座にそれらしき額が振り込まれました。

一応安全な運用をされていたのか、コロナショックなどもありましたが、多分微増で済んだようです。明細がもらえれば、また検証してみたいと思います。

ともかく、本帰国が決まったら、1か月ほどの余裕を見て申請するのがいいと思います。

2021年5月30日日曜日

ルネッサンス香港ハーバービュー・ホテル

プラチナチャレンジ最終回は、湾仔のルネッサンスハーバービューホテルにしました。


土曜泊で1400HKD(+税・サービス料金)で、セットメニューの夕食が3HKDのプランです。

セットメニューはこんな感じでした。

部屋からは迫力のヴィクトリアハーバー、素晴らしいホテルでした。
          

さて肝心のプールは、各セッション(1H45M)毎に、ハイアット側のプールフロントに行列(45分前)、30分前にチケットが配られるシステムで、各部屋1日1回まで、の割り当てになっています。



狙った時刻に(灼熱の中)並べば、ともかくリゾート感あふれるプールに入れるので、まあ満足のいくプール体験となりました。

泳ぎ疲れて既に8時にはバタンキュー状態でしたが、暗い中カオルン側を見ていると、ICCタワーで光のショーをやっていることに気づきました。専用の音楽配信アプリまであるという・・ 
       
また、部屋で静かにしているとどこか近くの部屋から男声合唱が聴こえてくるという(校歌のような歌)、なかなかレアな体験をしました。


併設の公園も遊具が充実していて、子どもが楽しめました。

2021年5月29日土曜日

プラチナチャレンジにまつわる小技

マリオット初心者向けに、プラチナチャレンジをするうえで、活用すると少し得する小技をご紹介します。

キャッシュバックサイトの活用

日本であれば、モッピーが有名なようですが、国外からの利用はできません😢
香港在住の私は、Topcashback(紹介リンク) を経由してからマリオット公式にとんで予約すると、時期によりますが、宿泊後に3%程度のキャッシュバックを受けられるようです。
Holiday Innなどは6%もキャッシュバックがあります。

こんなサイトです。


ベストレート保証申請

マリオット公式から予約して24時間以内に、他のサイトでもっと安い料金をみつけた場合、その料金からさらに25%OFFにしてもらえる制度。
ただし、いくつか注意点が。
●TRIP.comは除外
●申請した時点ではなく、マリオットの審査時にマリオット側でその安い料金を確認できなければダメ
●審査は基本的にアメリカで行われているらしい(日本語サイトで申請できるが、英語で入力し、ホテル所在地の通貨で比較した方がよい)
●条件は基本同じでなければならない(特にキャンセル条件に注意)

ということで、この申請を通すためには、公式より安い料金を見つけてから公式で予約、申請、の順でやるのが確実なようです。
また、キャンセル不可プランだと申請が通らなかったときに哀しいので(確実に泊まるならいいですが)、キャンセル可能プランで探す方がお薦めです。
あと子どもの人数や年齢をいちいち入れるのが面倒な私は、大人2人のみで探しました(6歳までで添い寝できる子どもは無料なので)。

個人的にこの2か月ほど観察した結果にすぎませんが、香港では、マリオット公式より安い値段はほぼ見つかりませんでした。(日本での成功例はたくさん挙げられているので、日本に帰ったらまたチャレンジしてみたいと思います。)
一度、宿泊日の前日にHotels.comで少し安い料金を発見して申請してみましたが、マリオット側で審査した時点では宿泊当日になっていて、その料金が確認できなかったといって申請を却下されたことがありました。Hotels.comの直前セールだったということでしょうか。

ベストレートは諦めて、パッケージプランを楽しむ

というわけで、香港でのプラチナチャレンジには色々お得なマリオットのパッケージプランをオススメします。
ホテルごとに色んなパッケージを出していますが、飲食に使えるクレジット付きのステイケーションプランをよく利用しました。
なお、このクレジットを利用する際は、レストラン割引(ゴールド会員20%引き)と併用はできません。
あとWホテルの、エリート会員(もちろんゴールド含む)には5000ポイントプレゼント、というプランもお得感がありました。(1ポイント1円くらいで利用できれば5000円分利用券に匹敵)
キングベッドの部屋を選択するとセットディナーが3HKDというプランがあるのに、ツインを選択するとない!という場合(ルネッサンスハーバー)、キングで予約を入れた後ツインに変更してほしい、とメールしてOKしてもらえたこともあったので、割と融通はききそうです。

2021年5月25日火曜日

マリオットボンボイ 香港縛りでプラチナチャレンジ達成



先日、最後の8泊目を終え、翌日には晴れてプラチナに格上げとなりました。

成金ならぬ、成白金です。

あらためて、泊まったホテルと個人的感想は次のとおり。

●オーシャンパークマリオット

  宿泊記

新しめで巨大水槽もあり、部屋のお風呂も大きく、楽しいホテル。プールが何より良さそうだったがコロナで閉鎖中だったのが残念でした。

ビュッフェレストランか、予約が必要なグリルレストランと中華しかないので、食事をどうするか事前に計画しておく必要がある。パッケージがお得そう。

●トンチョンシェラトン (2泊)

  宿泊記

 空港ホテルのため部屋は簡素(ランク上の部屋も浴槽はなし)。すぐ下にレストランやカフェがあり、食事には困らない。

 後日談となるが、最上階のレストランからの夜景を構成していたマンション群の1棟から、コロナ患者がでて丸ごと隔離施設行きになっていたのが震える。

一棟まるごと灯りが消えている

●Wホテル

  宿泊記

 部屋は少し古びた感があるものの、全体的にイケイケで楽しいホテル。香港のホテルとしては、高層にある屋外プール。エレメンツ直結なので、下のスーパーでビールを買ってきたりできる。(青島ビールのIPAが美味しかった)


●スカイシティマリオットトンチョン(2泊)

  宿泊記

 わりと優雅な空港ホテル。国際展示場に直結している。スーパーカー・オーナーたちの根城となっているようなので、タイミングがあえば何十台も居並ぶスーパーカーを見られそう。


●コートヤードbyマリオット沙田

  宿泊記

 ホスピタリティ溢れるわりと穴場のホテル。修行と割り切り8連泊するなら迷わずここを選ぶ。気合で日曜の朝7時からプールへ。


●ルネッサンスハーバー

  宿泊記

  プールは灼熱の中フィジカルに並べば1日1回入れる。チェックイン順に予約を取る沙田コートヤードやチムのシェラトンよりは、チャンスに恵まれているといえる。


●幻となったチムのシェラトン😭

この他、チムのシェラトンにチェックインしたのですが、部屋から予約したもののプールの予約が取れず、それなら泊まる必要もないので、とキャンセルして帰ったことがありました。

(あらかじめプールに絶対入りたい、と問い合わせたとき、定員は10人で来た順、という案内しかしてくれず、行ってみたら予約が埋まっているという状況でした。チェックインしてから予約できることなど、事前に教えてほしかったです。)


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88vipでいきなりゴールドステータスとなっていたので、毎回一番安めの部屋からオーシャンビューなどの少し良い部屋へとアップグレードとしてもらえたのが嬉しかったです。

2泊しているのは、この時期連泊するとポイントと滞在数が2倍になるキャンペーンをしていたからです(ただし、プラチナチャレンジ上のカウントは実泊が必要でした)。

マリオットグループは定期的にこのようなキャンペーンをやっているので、これからプラチナチャレンジをする方は、こうしたキャンペーンにぶつけると、わりといいと思います。

次回、ベストレート保証の申請が却下された失敗談など、書いてみたいと思います。

2021年5月21日金曜日

香港でマリオットボンボイ・プラチナチャレンジ

香港でプラチナチャレンジをする人はかなりマイナーだと思います。

せっかくなので、メリットやデメリットをまとめてみました。

そもそもプラチナチャレンジって何?

プラチナチャレンジとは、マリオットホテルグループの中の会員ステータスの中で、プラチナステータスを目指して一定期間に宿泊数を稼ぐ修行のことをいいます(自己流の解釈)。
通常は年間50泊しないとプラチナにはなれないのが、チャレンジ期間中なら大幅に少ない宿泊数(タオバオ経由なら8泊)でプラチナになることができます。

なお、マリオットホテルグループは、現在世界最大のホテルグループです。
(余談ながら、創始者の方が敬虔なモルモン教徒だったそうで、部屋には聖書のほかにブックオブモルモンが置いてあることが多いです。)

香港内では、セントレジスやリッツカールトンといった超高級ホテルも実はマリオットグループなのです。


私はなぜ香港でプラチナチャレンジをしているのか?

ふとなんでだっけ?と思いましたが、タオバオで88VIP になったその日から、プラチナチャレンジは開始します。期限は120日。

私の場合は、中国の楽天、タオバオで色々買い物をしているうちに、タオバオポイントが1000ポイント溜まりました。(いくら買い物をすると、何ポイント溜まるか、といったシステムは不明です)

1000ポイント溜まると、通常888元(約15000円)かかる88VIPの年会費が、88元(約1500円)で済むそうです。

88VIPの特典は、特定の商品が5%引きになるとか、色々あるようなのですが、私はいきなりマリオットのゴールド会員になれることと、さらにプラチナチャレンジが8泊で済む(日本で開催しているプラチナチャレンジは16泊必要みたい)、というお得さにひかれて、即入会しました。


88VIPで獲得したプラチナステータスは中国以外でも有効なの?

もともと、タオバオを運営するアリババとマリオットが提携したので、優遇されているキャンペーンのようですが、日本から裏技的に88VIP を使ってやっている方もいて(88VIP、プラチナチャレンジなどでググってみてください)、まったく問題ないようです。


プラチナになるメリットは?

マリオットゴールド会員になるだけでも、レイトチェックアウト(可能な場合14時まで)やアップグレード(可能な場合、スイート以外)、ポイントが25%増量、レストランが20%引きといった特典がありますが、
プラチナになると、朝食無料、ラウンジアクセス可能(ホテルによる)レイトチェックアウト(可能な場合16時まで)、アップグレード(可能な場合、スイートを含む)、ポイントが50%増量、レストランが30%引きと、いいことが増します。

プラチナになったら、いつまで有効?

プラチナ達成した年度と翌年度までステータスは有効なようです。(1月締め2月始まり)
今年なれば、2023年1月末まで大丈夫ですね。ちなみに、コロナ禍で旅行が制限されたので、今年は特別救済措置などがあったようです。

香港でプラチナチャレンジするメリットは?

特にないような気がします。
しいて言えば、マリオットグループのホテルが日本より限られるので、あれこれ迷う余地が少ないです(苦し紛れ・・)
プラチナ達成後は、レストランが30%引きになるので(日本のホテルだとプラチナでも20%引き)、リッツカールトンのようにお値段のはるところでアフタヌーンティーをするのに有効といえます。

香港でプラチナチャレンジするデメリットは?


選択肢が少ないし、お金がかかるし、家から近くて旅行気分はあまりない。
迷いが少ない、の裏返しで選択肢が少ないです。特に今コロナで香港から出られないため、深圳やマカオには繰り出せないのが痛恨です。

香港内には16のマリオットグループのホテルがありますが、そのうち何件かは隔離用ホテルになっていますし、超狭小で家族で泊まるにはまるには不向きだったりします。

また、日本での修行には、函館のフォーポイントやセントレア近くのホテルなど、格安の聖地があるようですが、香港内では安くても500~600HKD代がせいぜいなので、8泊となるとそれなりに費用がかかります。(コロナのせいで、以前よりはかなりお値打ちになっているとはいえ。)

さらに香港は、新界を含めても、東京都の約半分(約1000㎢)の面積しかありません。自宅から遠いホテルでも、せいぜい1時間で着いてしまうので旅行気分はあまり味わえないかもしれません。 (とはいえ、致命的な忘れ物をしても取りに帰れると考えれば気楽ですね)

さて、達成まであと1泊。プラチナ達成した暁には、体験談・攻略法をまた記事にしたいと思います。