幼稚園のFeeにびっくらこいて、ほぼ諦めかけているIMSですが、
Aldrich Campusの説明会に申し込んでいたので、行くだけ行ってみました。赤裸々な感想を少し。
1 階段がキツイ
まず、入り口は通りに面しているものの、教室は5階にあり、そこまで階段で昇って行かなければならないのが、なかなかきつかったです。
イヤイヤ期の娘を毎朝5階まで引きずっていく体力が、私にあるだろうか、いやない。
各踊り場には、私を励ますかのように、格調高そうな絵が飾られています。(さすが、ふんだんな資力を誇る学校なだけある、と感心します)
2 小さいうちは、校舎で待機してなきゃいけないのがキツイ
園児の親・アマさんたちが、退屈そうに入り口付近で時間をつぶしていました。
2歳児クラスの保護者は、2時間そこに待機していなければならないそうです。大の方とかしたら、呼ばれてオムツ替えたりするのかな、などと思っていたら、
理由は、「緊急時に小さい子供を助けるため」とのこと。
そして、「実際、建設中の隣のビルでは既に3回火事が発生している」と、のっぴきならない情報開示が平然となされました。
3 説明会に来ていた他の親がコワイ
小規模の説明会のため、子供連れてくるのは禁止、親も1一人まで、と厳しい制限があったはずですが、堂々と両親で来ている方らが2組。
これは別にどうでもいいんですが、質問に対して担当者がにこやかに答えているのに、愛想笑いゼロ、答えを遮ってさらに質問するし(内容は英語が流暢すぎてよく聴き取れませんでしたが)なんとなく恐い。
4 高額な学費・寄付金・学校債
やはり他の2倍くらいします。
大切な幼児期の数年だから、と割り切って払うのはアリといえばアリなのかもしれませんが、
この真新しい校舎のバカ高い賃料にかなりつぎ込まれるのかと思うと、どうも釈然としません。
しかし、これを言い出すと香港全土の幼稚園がそうだから、仕方ないと思い、
既に挙げた色んな難点を踏まえても、
・IMS(国際モンテッソーリ協会)の認定を受けており教師やプログラムには信頼がおけること
・充実した施設(Aldrich校も通りに面した大きな窓ガラスと高い天井で雰囲気はとても良い)
・いい友達がたくさんできそう
・近いのでバス代かからない(ただし送迎の苦労とバーター)
など、やはり高い魅力があります。
さっそく夫に申請料2000ドルの小切手をきってもらい、即日申し込もうと思いました。
一旦は。
ただ、説明資料の中に1枚ピラッとCAPITAL CONTRIBUTION SUMMARYと題した1枚の紙が。
よく読むと、面接を経て合格が出た後、
①”Personal Nomination Right”なる権利を75,000HKドルで購入すると、confirm acceptance of a placeできる(=すぐ入れるってことですかね?)ようで。
②”Debenture”なる学校債を買えば、これまた1席確保できるようです。こちらは100,000HKドル。
学校を辞めるか卒業するときに、学校側が60,000HKドルで買い戻すようなので、実質は40,000HKドルの出費か。インフレ度外視したとして。
裏を返せば、こういう費用を払わないと、終わりの見えないwaiting listということになるので、
なんとな・・なんとなく、「高いものはいいもんだ」という中華的価値観に翻弄されているようで、
どうしても、まだ申し込みに躊躇しているところです。
※さらにいえば、CAPITAL CONTRIBUTION SUMMARYなる用紙の一番下に、ご丁寧に「本書の内容は当局のレビューを受けたものではないので、何か疑念があれば、各自専門家のアドバイスを受けてください」などと書かれているのもなんだか・・
もっと、手頃でいい学校ないでしょうか。